
2012.12.26(水)
「みよし乃」は市内中心街すずらん通りにある店である。
外観は決して美しいとは言えないが、昭和40年代、
50年代を感じさせる懐かしい雰囲気の庶民的なたたずまいの店である。
店内は小上がりが3つとカウンター席のみで客が20人も来店すれば
満員となってしまう小さくてアット・ホームな店である。
そのお店をお母さん(鈴木明子さん)一人で切り盛りしている。
ここのお薦めはなんと言っても「かも鍋」である。
取扱メニューには「焼き肉」「うなぎ」等があるが、
誰がなんと言おうとここのお店のお薦めは「かも鍋」である。
鰹節とみりんの旨味の利いた味噌味ベースのだし汁に鴨肉、
ぶつ切りの長ネギ,やっこ切りの豆腐、下茹でしたじゃがいも、
笹切りごぼうが入ったぐつぐつと煮立った鍋である。
寒いときはこの鍋を肴に熱燗で、暑いときはやはりこの鍋を肴に
イモ焼酎の水割りでと春夏秋冬いつでも酒にピッタリと相性の合う鍋なのである。
飲んだ後の〆は、ご飯を入れて雑炊、うどんを入れてうどんすきと、
これもまたたまらなく美味いのである。
価格も1人前1000円と大変リーズナブルで、1人前で十分満腹になってしまう。
気のあった友人2〜3名と食べて飲んで騒いでと、ワイワイガヤガヤやるには最適な料理である。
「みよし乃」のかも鍋は、自分にとっては非常にリピート率の高い料理であり、
自分がお母さんの「かもネギ」になってしまったなと自負する料理である。
姉妹品に「かも丼」がある。かも肉とネギを甘辛醤油だしで煮込んだものを
ご飯の上に乗っけたどんぶり飯で富良野の隠れた美味いものである。
これもランチタイムとかで楽しんでみたいものである。
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