
2008.05.22(金)
そばは「速い」、「熱い」、「旨い」の3拍子が揃わなければ
“美味しい”と言えないと思う。
「熱い」、「旨い」の2拍子のそば屋はよく見かけるが、
「速い」も兼ね揃えたそば屋は“立ち食いそば”を除けばなかなか見つからない。
50種類以上の種物を揃えているそば専門店ではなおさらである。
しかし、『そば処小玉家』は、
この「速い」、「熱い」、「旨い」の3拍子が揃った数少ないそば専門店である。
メニューによっても違うだろうが一般的なそば屋で通常7,8〜15分位かかる調理の所要時間が、
当『そば処小玉家』では半分強の5〜10分位で配膳してしまう。
これは昼時の繁忙時間帯、混雑時でも大きく変わらない。
空腹の時,ぱーっと頼んでさーっと出てきてずるーと平らげる。
最高の御馳走である。店舗の場所は商店街から少し離れているが街中にあり、
歩いて探してもさほど苦にならない立地である。
店舗は富良野商工会議所の駐車場の斜め向かいに位置しており、
同会議所の駐車場の隣に広い駐車場も完備していて車での来店も便利である。
ここでの私のお薦めは、なんといっても、「かしわそば」である。
ひな鳥でなく昔ながらの成長した鶏のすじ肉、皮、ガラから採ったスープが醤油、
鰹ダシと相まってたまらなく旨い。
トッピングの“かしわ”は、すじ肉の堅いが柔らかいほどよく脂の乗ってる部分を厳選しており、
昔ながらの「かしわそば」の王道を踏襲している。
長ネギは“斜め切り”で鴨肉とは違った“かしわ”との相性の良さを醸し出している。
「“かしわ”はすじ肉でないと旨いダシが採れないよ。
だからすじ肉でないとだめなんだ。」とスジを通す石塚オーナーが素敵だ。
ぱーっと頼んでさーっと出てきた「かしわそば」を柏手を打って食べた。
|