
2009.05.08(金)
「昼飯何にしょうか?」とカミさんに聴いたら、
「2週間過ぎるとまた食べたくなっちゃうね」と答えてきた。
自分も内心思っていた答えと同じだった。
食い物に関しては双方食い意地が張っているせいか波長が合う。
「じゃ、山香のしょうゆラーメンにしよう」と一致した。
先月の25日に食べて2週間しか経っていない。
どうゆう訳か2週間位経つと食べたくなり、
その期間が過ぎるとそうでもなくなってしまうという
自分にとっては不思議なラーメンなのである。
国道38号線(国道237号線と重複並行)を市中心部から
帯広方向に向けて進んでいくと右手に富良野高校、富良野警察署、
生協富良野店が見えてくる。
それらを右に見ながらさらに進んでいくと同じく右手に富良野扇山小学校、
ハローワーク富良野、エネオスSS、CVSが出現する。
そのCVSから道路を挟んだ右手50メートル先に『山香食堂』が見えてくる。
お世辞にも美しい外観とは言えないが、
古き良き時代の大衆食堂の雰囲気を醸し出している。
「美しい店舗に旨いものなし」とは良く言ったものである。
スープは肉・魚・野菜だしの旨味を求めたコクのあるアッサリ系である。
麺は堅めに茹でた縮れ麺。トッピングはとろとろに煮込んだチャーシュー
(私見を言えば昔ながらの塩辛、堅め、小ぶりのチャーシューの方が好きなのであるが・・・)、
醤油煮のシナチク、軟白葱の刻みねぎの3品でシンプルにまとめている。
特に、多めに乗っかっている軟白葱の刻みねぎは、
スープの旨味と相まってその香りとシャキシャキ感で
葱好きの私にとっては堪らない山香ラーメンの私的な好物となっている。
現在『山香食堂』は「富良野ラーメン」のルーツ的存在となっている。
それは『山香食堂』の流れを汲むラーメン店が市内で繁盛店として活躍しているからである。
『支那虎』『味処かつみ』がそれである。
石川節子オーナーの奮闘努力の結果である。
石川節子オーナーのしょうゆラーメンは相変わらず旨いが、
先代山科オヤジさんの『山香食堂』伝統のしょうゆラーメンをまた食べて見たいものである。
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